Flutter channel の確認方法と切り替え方法を解説します。

channel コマンド で Flutter SDK の 安定版や β 版を切り替えることができます。

環境

• Flutter 1.22.5
• Dart 2.10.4

Flutter Version 確認方法

まず Flutter の version を確認方法です。

flutter --version

実行結果には 現在使用している chanel や Dart の version も併せて表示されます。

$ flutter --version
Flutter 1.22.5 • channel stable • https://github.com/flutter/flutter.git
Framework • revision 7891006299 (7 weeks ago) • 2020-12-10 11:54:40 -0800
Engine • revision ae90085a84
Tools • Dart 2.10.4

Flutter channel 切り替え方法

現在使用している channel は以下コマンドでも確認できます。

flutter channel

アスタリスクが付いているのが現在の channel になります。

Flutter channels:
  master
  dev
  beta
* stable

それぞれの channel の内容は以下です。

• master
  • 現在の最新ソースがコミットされる開発ブランチ。最新の機能が取り込まれる反面、もっとも不安定ともいえるチャンネル
• dev
  • master の次フェーズに相当する最新のテスト済みブランチ。一定の品質は保たれているので、master よりは安心して使えるチャンネル
• beta
  • 前月で最も品質の良かった dev チャンネルのビルド。月 1 回のアップデートと dev チャンネルよりも更新は遅いが、品質的にはより安定したチャンネル
• stable
  • 利用が推奨される安定版チャンネル。四半期に 1 回アップデートされる

基本は stable を開発することになりますが、stable で取り込まれていない bugfix や新機能がある場合、beta や dev に切り替える場面が出てきます。

channel の切り替えは以下コマンドを実行します。

flutter channel {channel名}

channel を切り替えたら以下コマンドを実行して切り替えた channel の Flutter SDK を最新化します。

flutter upgrade

また、channel の切り替えにより package が変更になっている場合は以下コマンドで package も更新します。

flutter pub get

おわりに

簡単ですが、Flutter の channel 確認・切り替え方法でした。

筆者は最初 channel の存在を知らずに、オンラインの Flutter もくもく会でコマンドを教えて貰いました。

Flutter で開発していて未知のエラーに遭遇した場合、channel を切り替えると解決する場面があるので困ったら channel を切り替えを試してみてください。